割と見ている某サイト経由で、お題があったので書いてみることに。
といってもこの記事が上がってる頃にはこのお題もとっくに流れているだろうが、その辺りの空気読め無さはまあ横に置いといて。
ということで、発売日順に、はじまりはじまり。
1 ◆ RYDEEN / YMO (1980.06.21)
初めての「シンセ音楽」にして、実質的に「はじめての音楽」。
というか、この曲に出会わなければS.Kazは音楽を習ったりしなかっただろうし、結果として現在でもDTMなんて趣味を持っていなかったでしょうな。
S.Kazの人生に決定的に影響を与えています、はい。
つか今でもぜんぜん古くないよね、コレ。既に30年も前の曲なのに。YMOって偉大ですわ、ホントに。
2 ◆ We are the world / USA for Africa (1985.03.21)
初めての「洋楽」。「♪There comes a time when we heard a certain call…」
ある意味一番「良いもの」で「世界の扉」を開いてしまったワケで。結果的にはまあ良かったんでないかな、世界の広さを知ったというか、そんな感じで。
勿論?当時は自分では歌詞もまともに読めず聞き取れず、歌ってる歌手の豪華さすら分からず。そんな状態のお子様聴き手にすら「良いなぁコレ」と思わせる、それだけのパワーがある曲はそうそう無いでしょう。いやマジで。
3 ◆ 青いスタスィオン / 河合その子 (1986.03.21)
初めての「アイドルポップス」。「♪夏の前~の 淡い陽射し~が…」
それまでも漠然と耳に入っていたのだが、アイドルポップスというジャンルを意識したのはこの曲だった気がするのですよ。おニャン子クラブ関連では一番売れた曲だそう。
この曲を気に入った理由の一つに歌詞がとても「映像的」だということがあるのだが、今から思えば自身の「ビジュアル系歌詞」(not ビジュアル系バンド)好きはもうこの頃には確立していたようで。
ちなみにほぼ同時期に発売されこちらも自分的にお気に入りの「雨のプラネタリウム」(原田知世、1986.06.21)も「青いスタスィオン」と同じ作曲:後藤次利+作詞:秋元康というゴールデンコンビで、この「発見」が現在まで続く自身の「歌探しのスタイル」に決定的な影響を与えてますよ。
具体的には、歌を探す時でも第一検索キーは歌手名でなく作曲者名・作詞者名、みたいな。
・・・あ、そういえば「子猫物語」(吉永敬子)もこの年でした。作曲:坂本龍一+作詞:大貫妙子とまあこちらも豪華な顔ぶれでしたな。
4 ◆ OMENS OF LOVE / THE SQUARE (1986.04.01)
初めての「フュージョン」そして「THE SQUARE」。
アルバム「R・E・S・O・R・T」より。6/21にシングルカット。
それまでこのテの音楽はフュージョンというジャンルである、ということを意識してなかったんですな。この曲がお気に入りになった結果として、ジャンルを意識した、と。
何でこの曲だったんだろ・・・と今から思えば、当時の自分の腕前的に気持ちよく弾けるのがレベルにぴったり来たのがこの曲だったのかな、と。これより前にもTHE SQUAREもCASSIOPEAも聞いていた筈なんですけどね。
ちなみにこの後は宝島、EL MIRAGE、TRUTH、TWILIGHT IN UPPER WEST、DANS SA CHANBRE、GO FOR IT・・・THE SQUAREはいっぱい弾きました。
5 ◆ 虹色のSneaker / 林原めぐみ (1991.03.21)
初めての「声優モノ」。「♪ラッシュアワ~ 寄せる人波…」
アルバム「Half and, Half」より。但しこの曲は3/5に先行シングルカット済。
結果的に自分的にはこのアルバムが初めての「声優モノ」となりましたよ。林原めぐみの1stアルバム。
ちなみにこの曲は辛島美登里の提供。
当時声優曲というと玉石混交、曲のレベルも歌唱レベルも現在の基準ではあり得ないようなシロモノも大量に出回っていた中、林原めぐみの歌唱力の確かさはそれなりに目立つ存在でしたな。このアルバムを手にした理由はこの辺りだったと思いますよ、今から思えば。
ちなみに某所でこのタイトルに話を出したら「三千院ナギ」と言われてびっくり。釘宮理恵がカバー(2009.03.06)してたんですな・・・。
6 ◆ BRAIN&MIND / 久石譲 (1993.12.17)
初めての「トランス」。
NHK特集「驚異の小宇宙 人体II 脳と心 サウンドトラック Vol.1」より。
ツッコミ禁止。誰がなんと言おうとS.KazにTranceというジャンルを教え込んだのは久石譲大先生です。
昔の久石譲は今と違ってシンセ野郎だったのだが、現在のアコースティック世界の住人へと舵を切ったのが丁度のこの少し後ぐらいなんですよ。このアルバムはその「シンセ野郎」としての久石譲の究極の到達点であり、最高傑作である・・・と勝手に信じてます、はい。
ちなみにこのサントラはシリーズで3枚も出た挙句にさっさと廃盤となってしまい、その後CD2枚組の「おまとめ版」が発売されたのだが、機材の関係で最初に出た3枚の方が音質が良い、らしい、ですよ。今でも最初の版の方ではプレミアが付いているとか。
7 ◆ 夜桜お七 / 坂本冬美 (1994.09.07)
初めての「お気に入り歌謡曲」。「♪赤~い鼻緒が ぷつりと切れた~…」
それまで「どれも一緒」だと思っていた演歌とか歌謡曲とかそういうジャンルの曲の中で、初めて見つけた「特別な一曲」。いやねこの曲、脳内に歌詞が紡ぎ出す強烈な映像が浮かび上がってきてしまって。ビジュアル系歌詞好きはもう骨の髄まで染み込んでますな。
この後、自分の「お気に入り歌謡曲&演歌」エリアには「天城越え / 石川さゆり」とか、「津軽海峡冬景色 / 石川さゆり」なんてのがピックアップされています、はい。どれも情景の分かり易い曲ばっかりだ。
8 ◆ いつか天使になれる / 吉田古奈美 as 龍咲海 (1995.05.25)
初めての「キャラものシングル」。「♪愛し~さに傷つ~いて…」
それまでもサントラ等に入っているキャラソンは普通に聴いていたが、シングルカット版に手を出してしまった最初がコレですよ。
ちなみにこの曲に興味を持った理由は楽曲提供が田村直美だったから。実際キャラにも合ってて良い曲なのだ・・・が、田村直美のお約束として歌うのが難しいっ。吉田古奈美も歌うのにだいぶ苦労しているのが聴き取れました、えぇ。
まぁこんなモノに手を出すのもこれっきり・・・と思いきや、翌年には「教えてMr.Sky」(金月真美 as 藤崎詩織、1996.12.05)という刺客が。当時のあまりにもアレなPVやTVCFは横においといて、作曲:財津和夫+作詞:森雪之丞の強力コンビで良いモノが出来ないワケがなく、これもあっさりお買い上げ、今でもお気に入りの一曲に。
というか、「藤崎詩織」はそれ自体の胡散臭さ&崩壊作画とは裏腹に、豪華な楽曲提供に支えられた名曲が多かったりするんですよ、いや本当に。
で、更にこの翌年に「Ice Blue Eyes」(櫻井智 as 巻町操、1997.07.21)を手にする頃には、キャラものシングルに何の抵抗も無いどころか普通にチェックリストに入れるようになっていましたとさ。ちゃんちゃん。
9 ◆ Fantasy ~白夜の空に抱かれたい~ / 丹下桜 (1997.10.03)
初めての「1曲買い」。「♪三日~月~が満月に…」
アルバム「MAKE YOU SMILE」より。
今じゃすでに絶滅したかも、この用語。アルバムにしか入っていない(シングルカットされていない)1曲だけを目当てに、フルアルバムを買う行為のこと。
ある程度音楽の好みがうるさい人間なら絶対に突き当たる壁というか落とし穴というか、そんな経験なのだが、自分の場合は幸か不幸かこの時まで経験無かったのであり。ついに年貢の納め時が来てしまったんですな。
今でもこの曲は手元のZEN X-Fiに☆☆☆☆☆(最高評価)で入ってますよ。丹下桜という声だからこそ成り立った、奇跡の一曲。
10 ◆ えれくとりっく・えんじぇぅ えありあるふろうりみっくす / 粒子P (WAHIKO) (2008.01.28)
初めての「初音ミク洗脳曲」。「♪わ~たしは~独りが嫌い~…」
ミク+トランス+好みド真ん中、で完全撃沈。うっかりマシン新調までしてVocaloidに手を出してしまった理由が正にこの曲。
この曲に会ってなかったら、Vocaloidは聴き専で留まっていた可能性が非常に高いです、はい。実際あの世界は聴き専でも飽きるヒマは無いしね。
◇ ◇ ◇
以上10曲、いかがでしたかな。
今回書こうと思って書けなかったのが「初めてのアニソン」。意識する前に聞いているってなら多分「にっぽん昔ばなし」(花頭巾)辺りだと思のだが、初めてそれと意識したものと言われるとハテさて、自分でも分からんのですよ。
ちなみに自分はサザエさんは見ていません、はい。
それと、書いていたらあまりにもアレになってしまったのでボツったネタが2つ。
「初めてのお気に入り×××曲」と「初めての電波ソング」。
それぞれタイトルは「△▲▲▲ △△△△△◇◇◇◇゛◇◇」と「○○○◇◇○●○○○ー○」。
時期はそれぞれ1998年の2月と12月。
・・・まさかこれでタイトルが分かる人が居るとは思えませんが、万が一分かってしまったらコメ欄にでもどうぞ。まあその時は、貴方もお好きですなあ、ということで。
♯ヒント:↑同じ記号には同じ文字種別が(英・カナ・かな)、黒塗りには小文字が入ります。