Intel outside, 崩壊。

 一昨日からネタしているAMD790FXで動かないeSATAカード。個人的には問題はPCIe BridgeをAMI BIOSがまともに認識しないことじゃないかと睨んだのだが、このチップはヒートシンクが上に載っている(しかもこれ動作させるとクソ熱い)ので具体的にどんなチップが乗っているのか分からない。
 仕方ないので、色々な目を盗んで、前回動作確認に使ったシステムに突っ込んでPCI IDをチェックしたんですよ。
 そしたら・・・・

 VEN_8086
 DEV_032D
 CC_0604

 ・・・べんだID、はちまるはちろく。いんてる、はいってる。
 PCI-BridgeなんてNEC(製品としては最初に出たド定番)かPLX(SwitchがメインだけどBridgeも売ってる)辺りだろうと踏んだのに、よりによってIntelかよ。

 ぐおぉ、ついにIntelを掴んでしまったー(爆
 Intel製品に自分の財布でカネを払ってしまったー(爆死

 #念のため、仕事ではフツーにIntel製品買ってるし使ってますよ。

 ◇

 気を取り直して。

 CC_0604ってのは「標準PCI-to-PCIブリッジ」というヤツ。
 DEV_032Dってのは不明なのだが、とりあえずIntelでPCIe Brigdeというと41210というブツを知っているので、Product Brief [pdf注意]見てみたら、確かにヒートシンクの隙間から見たチップの形が同じだ。

 ♯というか、FCBGAなPCI-Express BridgeってIntelだけな気がする。

 とはいえ、Device IDが違う。PCI Databaseによると、41210では0340と0341だそうな。

 なのであれれ?と思ったら、Intelはいつの間にか41110なんてPCIe Bridgeを売り出していたらしい。

 取り敢えず間違いなく41210の後に発売されているので(Product Brief [pdf注意]に付いてるIntel Documentの通し番号も新しいしね)、breaf読んでみると、少なくとも外見は一緒らしい。

 で、PCI Detabaseで032Dを検索かけてみるとnVIDIAのGeForce FX Go5100なんてのが引っかかってきたのだが、これは明らかに違う。
 どうやらこのチップ、PCI Databaseには未登録らしい。

 ◇

 ということで、結論。
 このボードに乗っているのは、41110である。
 道理でIntel 3000じゃ何の問題も無く普通に動くワケだ。

 とはいえこのNORCO-4629自体は、Intelから41110が発売される前から売ってた気がするのだが・・・
 って、やっぱり古Revのボードだと41210が乗ってた模様。

 ♯古Revボードの写真はこの辺りに。頁中程にあるMac ProのPCI Cards画面ショットに注目。

 というか、Revが変わって基盤パターンが変わって、昔の基盤だと付いていた筈のポートアクセスLEDヘッダが無くなっちまったのが悲しいです。ぐすん。

 ♯でも発売元のボード画像もいつの間にか新Revに切り替わっていたのよね。確認を怠った当方のミス、ぐっすん。
  にしても、LEDヘッダが無くなった上にPCIe Bridgeがここまで熱くなる(別途ファンで風当ててあげないと熱で死にます)こと知っていれば、例えばこの辺りにさっさと逃げていたんだけどなぁ・・・。

 にしても・・・良くも悪くも(出来不出来に関係なく)Intelチップは業界では定番なのだが、ソレが動かないってのはちょっとまあ、何と言うか。
 しかもAMD7シリーズならいざ知らず(ぉぃ)、nForce 3400でも認識しないってのはねぇ。やっぱり問題はハードウェアでなくAMI BIOS側な気がする。

 取り敢えず、Asus globalのサポートボードに書き込んでみるか・・・。

 ♯Intelがいくら駄目チップセット出したところで拡張カード・バス接続チップ側で不具合を回避してくるのが普通なのよね、商売上の理由から。悲しいことに。

 ◇

 以下、今回調べたメモのまとめ。

  • 4111041210の違いはPCI-Xの系統数。110が1系統、210は2系統。って要するに41210の片CH死亡品が41110か。
  • カタログでは41110はx1対応を謳っているのに41210では謳っていない。別シリコンとは思えないし、単純に検証が間に合わなかったのかね?
  • 41110は8W、41210は10.2Wという電気喰い。そりゃ熱いわな。
  • Device IDは41210は0340と0341。41110は多分032D。
  • Intel純正のPCIレジスタエディタは結構便利。

NORCO-4629

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問題は790FXかBIOSか。

 現行のAM2用チップセットとして790FXと780aを見比べた時、個人的には明らかに790FXの方が上位だと思う。
 理由は一重に、バス帯域が圧倒的に広いこと。NF200なんてズルせずにPCIeをきちっと40レーン引き出してる。
 対する780aだが、NF200で誤魔化す前は22レーンしかない。NF200で+16レーンの「かさ上げ」をしても、まだ2レーン790FXの方が多かったりする。

 なので、先日M3A79-T(AMI BIOS)とM3N-HT(AWARD BIOS)が並んでいた時、迷うことなくM3A79-Tを選んだ。

 ・・・ところ、が。
 その自慢の広帯域を活かすべく、PCIe x8のSATAカードを突っ込んだら・・・
 見事に認識しないのですが。あう。

 ちなみにモノはNORCO-4629。
 以前ネタにしたPCI-Express Bridge+SiI3124のカードが、何故か手元に(爆)。なんとマザーより高かった。

 とはいえ、ワイヤレベルでは認識していないワケではないのですよ。BIOS画面に、PCIeの帯域を設定する項目が表示されたので。
 これ、BIOSが少なくともx8のカードの存在を認識していないと出てこないのよね。

 しかし・・・リソースは何も割り当てられていない。正常に割り当てられればI/OとMemory Windowが用意される筈なのだが、どちらもさくっと無視されている。

 ん~~・・・どうしてくれよう。

 ◇

 頭痛いのは、某所にこっそりこのカードを持ち込んで試してみたら、Intel 3000のサーバ(Phenix BIOS)ではこれ普通に使えるのよね。しかもICH側x4、MCH側x8、どちらでもOKときた。
 ところが、同じくサーバでもnForce Professional 3400(AMI BIOS)のモノに突っ込んだら、こちらもウンともスンとも言わない。x16とx8と、どちらのスロットに突っ込んでも駄目。なんてこった。

 ・・・AMDは駄目ですか?それともAMI BIOSが駄目なんですか?ぁぅぁぅ。

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