確かにもっさり。(続・買い換えたら納得出来ました)

 前回の続き。
 色々買ってきた中に、マザーと石もありますよ。

 Asus M3A78-EM (MicroATX/AMD780G)
 AMD AthlonX2 4850e (Brisbane/2.5GHz/45W)

 はい、WinXPでAMD780G。
 巷で話題の「もっさり」、見事に当たりましたよ。
 でも外部VGAなんて刺さないもんね。
 同じAsusのM3N78-VMと店頭で散々悩んで・・・いいんだもん、AMD(ATI)チップセット初体験だもん。
 GeForce8200だとどうせまともに動くのが当たり前で面白くないんだもん(ぉ。

 悔し紛れにベンチ取ってみたら、これがまた散々。
 つーか「あればいい」の代名詞(ゴメンね>SiS)Mirage1と比べても更に遅いって、さすがXP捨ててるだけあるというか・・・。

VGA GDI Text Square Circle BitBlt
780G 2853 70 1498 441 844
VGA D2D 10 100 500 1000 5000 10000
780G 1916 102 88 56 39 11 6

 これ絶対690Gの方が圧倒的に速いだろ、2Dだけなら。

 ◇

 まぁそれは兎も角。
 システム交換したら消費電力がドカっと減少しましたよ。
 処理速度は倍以上になったというのに。

 アイドル時:50W → CPU全力時:80W

 ピークだけ見れば増えているが、処理速度が上がった分平均負荷率が下がっているので、トータルで見るとだいぶ減少。

 ◇

 そういえば、この載せ替えの途中でWinXP SP3のバグに遭遇。
 AthlonX2だというのにPhenom用のCPUドライバ(AMDPPM.sys)を組み込んでしまうというもので、これが発動するとCool’n Quietが動作しなくなる。
 仕方ないのでAMDのサイトからAMDK8.sysの最新版を落としてインストール、と。

 あと、Asusの最近のM/BだとAsus謹製のユーティリティを一度インストールしないとデバイスマネージャから?が消えないのね。
 最初気づかなくて首傾げてしまった。

 #このM/Bだと「ASUS CoolnQuiet Utility」導入で「ATK0110 ACPI Utility」が埋まる。

 ちなみに只今HDMIケーブル類を手配しているので、「DualDisplayにすると『もっさり』が消える」というウワサが事実かどうか実際に検証する予定。

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2Dベンチしてみた。

 前回の続きみたいなネタ。

 今、手元にGeForce 8500GTと8400GSが両方あります。
 ご存じの通り、8400GSはメモリバス64bit、8500GTは128bitです。
 んで、コア自体はどちらも同じモノだったりします。

 なので、ベンチでどれぐらい差がでるか、測ってみましたよ、ということで。
 もちろん、2D限定。

 ベンチマークソフトは、超定番のCrystalMark2004R3。
 コレのGDIとD2Dだけ計測します。
 複数回計測して、明らかにヘンなのは弾いて平均を。

 では早速、数字カモン。

VGA GDI Text Square Circle BitBlt
8400GS 7427 475 4568 1036 1348
8500GT 9148 577 4421 1105 2944
8500GT DualDsplay有効 6998 653 3972 1064 1309

 GDIについてはDual Displayが有効か無効かで相当差が開くので、別に掲載。
 注目はBitBlt。メモリ幅半分の効果はてきめん。
 あと、DualDisplayの落ち込みが予想以上に凄い。
 これって、VGA2枚挿しでのDualDisplayだと落ち込まないのか、それとも2枚挿しとはいえCPUが仕事する量は減らないから変わらないのか、どっちだろ。

 #とはいえ2枚挿しで実験出来る環境は手元に無し。

VGA D2D 10 100 500 1000 5000 10000
8400GS 2966 228 183 98 62 16 8
8500GT 4076 431 317 145 87 20 10

 D2Dの方はそもそもセカンダリではDirect2Dが効かないせいか、有意な差が見いだせなかったので区別なし。
 こちらもやっぱりメモリ幅の影響がかなり出てる、気がする。

 ちなみにこの辺りの数字がどんなもんかというと、この辺りと比べてみてはいかがでしょ。
 8400GS、特にもっさりに感じたことは無いけど・・・そもそもこのVGAで画像を多数開くようなことをしたことが無いので、正直良く分からん。

 ATI HD4670はXPで2Dがもっさり動作なのか?
 >http://blog.goo.ne.jp/tcsx/e/e3d73a86005ebe879932e6591be3d580

 ちなみに参考まで、SiS741GX(Mirage1)ではGDIが4312、D2Dが1741でした。
 D2Dだけ見るとG45とタメ、って数字はどう解釈したらいいんだろう。

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Direct2DとGDIとDX10。

 世間でよく言われている話だが、最近のVGAはWinXPで使用しようとすると「高い金払ってもっさり」という笑えないことになることが珍しくない。
 理由は単純、VGAがVistaに最適化されているから。
 で、この記事ではこの辺りの情報をまとめてみることにしますよ。主に自分の為に。

 まず、Radeonは簡単なんですよ。
 Radeon HD以降、2D関係のアクセラレーションを全部削除したのは有名な話なので。
 エミュレータが頑張るのだが、専用回路にはどう頑張っても叶わない。
 おまけに、AMD/ATIお約束の「ドライバの出来が」という話も絡んでおります。

 問題なのがGeForce。
 事実なのは、GeForce 7までは2Dアクセラレーションが両方共存在して、動いている。
 また事実として、ForceWareが2桁の頃は2Dアクセラレーションが両方共機能している。

 ここまでは良いのだが、ここから先が大問題。

 まず、ForceWare。
 3桁になってからはドライバが2Dアクセラレーションをサポートしなくなっている様子。
 なのだがこの件、信頼に値する情報ソースが見当たらない。
 実際問題として、GeForece 6や7でForceWareを2桁→3桁にアップデートすると、GDIの速度が2割ぐらいダウンする上に、Direct2Dに至っては一気に7割ダウン(not 7割「に」ダウン)になってしまうことからして、多分間違いないと思うのだが・・・。

 次に、GeForce 8以降のハードウェア。
 Radeon HDシリーズと同様、恐らく2D関連のサポートは無くなっているように見えるのだが、これも公式ソースが見当たらない。
 幸いなのは、nVIDIAのエミュレータの性能がAMDよりマシだということ。

 ◇

 取り敢えず、狙うべきはファンレスの7600GS/GDDR3モデル+ForceWare 90番台、ですかね。
 単純な話として、特にDTM用途なんかではCPUパワーってのは貴重なので、2Dアクセラレーションがまともに効くVGAってどれよ、というのが欲しいだけなのですが。

 まぁ2D速度にはメモリバス速度が相当効いてくるので、メモリ幅のある上位なVGAならもっと速度出そうではあるが、そうなると今度は騒音がね。ファンレスは譲れないので。
 まぁクラス的にタメになるのはRadeonだとX1650 XT辺りですか。価格的には似たような感じだし、これならドライバの安定性という意味でGeForceかな。

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