恐らく一番スマートでない方法を取ってしまったというメモ。
一言でまとめ:常時稼働している環境にPOP-SSL proxyを仕込む。
・・・さすがにあんまりなのでもう少しだけ補足。
一番メジャーなPOP-SSL proxyはstunnelではないかと。Windows版もありまっせ。
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ここからは普通に文章。
個人的な気分の問題かも知れないが、そもそもこのテの「ネット対応」「メール対応」を謳っている家電に、自分の普段使いのメールアドレスを設定するのはどうにも気が引ける。
一応この「気分の問題」にも根拠はあって、
1・パスワードを設定をするのがイヤ
一番の問題がコレ。
手元のRDの他、「ネット対応」「メール対応」を謳っている家電で、over SSL等の暗号化に対応しているというブツはお目にかかったことがない。
ということは、一度パスワードを設定したが最後、コレをナマで数十分毎に垂れ流すという世にも恐ろしい状況に。何ですかこの盗聴大歓迎設定。
更に、内部にパスワードを保持するということは。
故障した時・廃棄の時・中古売却の時、不注意もしくは諸事情により消去し忘れると、第三者にパスワード含めてアカウント情報がだだ漏れに。
それが普段使いのメールアドレスだったらこれ、ホントに致命的でっせ。
2・アドレス設定とかがイヤ
上に書いたアカウント情報だだ漏れの危険性も高いが、何より日常的にもっと大きなコトが。
家電の場合、メールサーバへの接続設定がはっきり言って面倒なことが多いんですわ。そんな面倒なコト何度もやってられますかい。
3・機械用メールと人間用メールがが混ざるのがイヤ
人間用は人間のルールで整理したい一方で、機械用メールは大抵そんなことお構いなしで、ヘタに触るとそれが原因で動かなくなったりする。
何で人間が機械に合わせなあかんのよ。
・・・とまあ、この3段ぐらいで。
以上の問題を解決するには「機械用のメールアドレスを作ればいい」という結論に達します、はい。
とはいえ追加でカネを払うのも何だかな~という方、フリーメールを探してみましょ。
一昔前と違って、タダでも今ではPOPが使えるモノも結構ありまっせ。
具体的にはGmailとGmail OEM系(livedoor mail等)、Windows Live Mail等。
まあどれかのアカウントを使ったとして、話を進めますね。
問題はこの後。
GmailやWindows Live MailではPOP over SSLが必須。まあパスワード垂れ流し防止ということで正しい対応だと思うが、こうなるとRDからは繋がらない。
さてどうする。
ここで登場するのが、手元で常時稼働しているサーバ。
このサーバ上でPOP-SSL proxy、要するに、生POPをSSLで中継してくれるプログラムを動かして、RD→手元サーバ→メールサーバという経路を確立する、と。
当方の場合、手元にほぼ常時稼働中のWindows機があるので、コレにstunnelを放り込んで設定しましたよ、と。
設定さえミスらなければ後は放っておけるので、特に難しいこともない。
#このWindows機のFirewallに穴を開けるのを当初忘れていて、RDからのPOP接続が全然来ない・・・と首傾げまくったり(ぉ。
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・・・結局、なんだかんだで手元に常時稼働サーバが必要というのが、全くスマートでないのだが。
一応これで「普段使いとは別のメールアドレスを予約用に使う」という当初の目的は達しました、とさ。