先日話題にしたHDDの件の続き。
実は、事実上NAS&ネットマシンと化しているPCのHDDを、同じWDのGreenPowerシリーズであるWD5000AACS(確か250GBプラッタ)から、今自分的にイチオシのHDD、WD10EACS(最新の334GBプラッタ)に載せ替えたんですな。だって物置場所が狭くなったんだもん。安かったし。
で、実際やってみてびっくり。
何か、体感で分かるぐらいDiskのアクセス速度が違うんですが。
シーケンシャルアクセス時の速度差なんて体感では分からないが、ランダムアクセス時の体感速度が圧倒的に向上している。
何しろ、今までランダムアクセスで高負荷かけた時にあった「あぁこの辺りが5400rpmだね」という感覚、具体的に言うと「引っかかる」感覚が相当少なくなっている。
プラッタ密度の差はあるにしても、それだけでここまで体感差は出ない。
・・・で、ふと思ったのだが。
プラッタ枚数変更の時に、ついでにファームのチューニングもしているんでない?
体感に合わせたのかWindowsの挙動に合わせたのかは不明だが、そうでもないとこの体感差は説明出来ないと思うのだが。
いやね、今までも334GBプラッタな1TBは何台も導入してるのだが。
今までは「比較対象」が無かったんで「まぁこんなモンでしょ」とだけ思ってた。
ところが、実際にこうして全く同じ状態でシステムを載せ替え(V2i Protectorでイメージまるごとコピー)をしてみると、「使用前」「使用後」の差が体感出来るワケであり。
いや、びっくりした。
さすが334GBプラッタ、さすがGreenPower。クールにキメる実力者。
自分の中ではWDの評価、更にうなぎ登り。
折角「5年保証」という武器が有りながら「問題ファーム連発」という失態を演じて、自分の中で評価が下降中のSeagateと、そろそろタメの位置まで来てしまいましたよ。
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ちなみにHGST製品はというと、「1.5Gbsへの速度固定がジャンパピンで出来ない」って時点で、中身がどうという以前にハナから選択肢から外れるのよね。
実際問題として、SATA周りで挙動が不審な時に速度落とすってのはトラブルシューティングの基本なんで。これ、別にVIAやSiSチップセットじゃなくても、トラブル発生時は意外と効きまっせ。
あと、正直値段の割に性能イマイチだと思うし。互換性問題を打ち消すほど安くて性能が良ければ、また考えも変わるんだろうが。
あぁあと、一部で大変評判の悪いSamsung。
当方個人の感覚からすると、「最近のものは」特段悪いモノという印象は無い。騒音も発熱も性能も。メーカ製PCには意外と入っていることが多いし。特にNとか。
但し、それじゃSeagateやWD製品と並べられた時に積極的に選ぶ理由があるかと言われると、ぶっちゃけ何もない。
◇
そいえば2.5インチはあまり数扱ってないのだが、今まで触った中では
「騒音が大きく、調子悪くなると更にやかましくなるが、ホントにぶっ壊れるまでは意外と根性のある東芝」
「静かだがヤワで突然死するHGST」
「特段印象の無い富士通とSeagate」
という感じ。
ちなみに2.5のWDとSamsungは触ったこと無かったり。
つーかそろそろ「信者キモッ」とか言われそうだが。
WD GreenPowerシリーズはもう何台も実際に使っていて、それがこういう評価に繋がってるのよ。あとSeagateも。
触ったことも無いであーだこーだ言ってる連中とだけは、一緒にされたくないね。
そこの所、宜しく。