何だかこのところHDDネタが多いような気がするが、今日もHDDネタ。
本日のお題は最近あまり良い話を聞かないデスクトップ用HDDの選び方。
最近は兎に角ベンチ(外周部)と価格しか取り上げられていない気がするのだが、個人的には一番重視すべきは品質なような気がする。
とはいえ、HDDは生鮮野菜と違って店頭で見比べてもどちらが良いものかなんて分かるモノではない。
そこで、HDDのコア部品というか生命線、記録媒体の円盤であるプラッタの品質を「実績から」評価してみるのはいかがでしょう、というのが今回のお代。
そして以下は、当方の独断と偏見による「各社プラッタ品質ランキング」。
安定した実績のあるプラッタを採用したHDDの方が、そうでないものよりきっと高品質。
◆安定している
Seagate 500GBプラッタ(後期)
HGST 400GBプラッタ
今のところ、この2つは「ガチ」で安定鉄板と言える品質。
Seagateの500GBプラッタは安定するのにやや時間がかかった上ファームでやらかしたりしたが、いい加減落ち着いた様子。
◆安定している模様
HGST 600GBプラッタ
WD 500GBプラッタ(後期)
HGST 600GBは次期鉄板候補。まだロングランの実績が乏しいので断言は出来ないが、これがダメだと3TB世代に選択肢が無いことになってしまう。
WD 500GBプラッタも後期ものはまぁまぁの模様。HGSTやSeagateと比べるとどうにも実績が少ないのだが。
◆ややヤバい
WD 667GBプラッタ
値段以外はあまり評判の良くない大容量WD Green、値段なりの品質という感じで。
この667Gプラッタについてはいわゆる「初期ロット」の後も、生産時期によって品質差が激しいという印象が。
まあ全般的に「低い方で」というのは押さえるべきポイントかなと。
◆かなりヤバい
WD 750GBプラッタ
WD Greenの3TBについては、750GBプラッタは品質に問題あり、としか思えないボロボロさ。
更に生産時期による品質のバラツキも大きいと言わざるを得ない。「大ハズレ」ロットは確実に存在する。
流石にここまで酷いとFirmwareの方で色々工夫して頑張ろうとしているようなのだが、とはいえ。
◆現状評価不能(実績不足)
HGST 1TBプラッタ/800GBプラッタ
Seagate(SAMSUNG) 1TBプラッタ
WD 1TBプラッタ
1TBプラッタは今のところ全然実績が無いので、ノーコメント。密度なりの速度は出ているようだが。
800GBプラッタはニアラインも来ているので将来を期待してはいるが、未だ初物の範疇なので何とも。
◆現状評価不能(情報不足)
Seagate 600GBプラッタ
コレについてはホントに情報不足で何とも言えない。
海外では兎も角国内でどれだけ出たんだ?
◇
以上のような感じで。
あと、これは面白いところなのだが、同一メーカでも密度が変わる度にプラッタ品質というのは全然変わる。
例えば、現在ボロボロのWD 667/750GBプラッタだが、1TBプラッタになった途端いい感じになる、ということすらあり得る。
そして、逆もあり得るから困る。
・・・HGSTのプラッタ品質、大丈夫だろうな・・・。
とまぁ、今回はこんなグダグダな感じで。