USB変換アダプタの思わぬトラップ。

 本日は以前からネタにしているRメディア読み込み大作戦関連のお話。

 さて、最近のUSB-IDE/SATA変換アダプタでは殆どのものがIDEとSATAが同時に使えるようになっている。
 そこら辺りから掘り出してきたアダプタにもこのテのものがあり、ネットで調べてみると光学ドライブ2台接続も問題無いとされていたので、普通にIDEとSATAの両方に光学ドライブの両方のドライブを接続。読み込みを始めたワケですよ。

 ところ、が。これ、同時に使うと思わぬことに。
 というのは、2台のドライブを繋いだ途端に、両方共に残念な速度しか出なくなってしまうということ。
 速度を2台で分け合ってる半分ずつになるのならまだ分かるのだが、そんな生易しいモノではなく。

 モノは試しでHDDを1台繋いでみると、アダプタの変換速度限界は20MB/s弱といったところ。最近のイロイロと工夫されたモノと比べると随分と控えめな数字ではあるが、汎用ドライバと何の工夫も無い素のATA変換、しかもこのテのブツの値段を考えればまぁこの程度かと。

 #USB2.0の出始めの頃のUSB-HDDなんてリテール品でも20MB/s届かないモノも普通に売ってたしね。

 ところが、これに光学ドライブを2台接続すると、途端に2.5MB/s/ch程度まで落ちてしまう。2つ合わせても5MB/sということで、USBの速度限界には全然届いていないどころか、片側当たりはCDだと16倍、DVDでは2倍速程度。何ですかコレ。

 まあチップの設計思想自体が「2台接続なんてオマケですよ、動いているんだから文句言わないでね」という程度なのだろうと思うが、まさかこんなトコで引っかかるとは。

 #ちなみに2台繋いでも1台だけしかアクセスしなければ特にこの問題は出ないので、内部的にI/Oを2方向に振り分けている部分の速度限界と思われる。

 ・・・ということで、ドライブいっぱい繋いでどんどん読み込み大作戦、には思わぬ障害が発生中。
 どっかから別の変換アダプタを掘り出すか(といっても思いつくアテは全て発掘済みだが)、諦めて変換アダプタ探して中古屋を回るか、いっそのことジャンク屋行って外付けドライブを山程仕入れてくるか、さてどうしたものかね、ホントに。

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