飯山 ProLite E1908WS ファーストインプレッション。

 さて、以前「iiyamaしか選択肢が無い」と書いた液晶ディスプレイ。
 正確にはもう一つ選択肢があるのですが、それは兎も角として。

 結局買ってしまったので、ファーストインプレッションを軽くまとめておきます。

 ということで、今回のブツはタイトルの通り、飯山 ProLite E1908WSです。
 19インチで16:10、1680×1050という少々変わった解像度のディスプレイですよ。
 例によって、以下の表現で「まあまあ」という表現は「価格相応」という意味ですので。

 ♯実はこの記事を書いた時点で既に生産完了で、当方が購入したのは流通在庫品だったり。
  店に話聞いたところ、当方購入時点でメーカ倉庫にあと数十台しか在庫が残っていなかったそうで。
  生産完了の理由は液晶パネルの供給終了とのこと。

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 パネルはTNとしては可もなく不可もなく。
 24インチと比べてサイズがふた周りほど小さいだけあり、画角による明るさのムラも目立ちにくくはある。

 但し、TNの御多聞に漏れずこのパネルも左右に比べ上下方向の色相・明度差は圧倒的で、実際にこのディスプレイでも白色のウィンドウを画面上下に動かすだけで色味が変わって見えるというのもまた事実。

 まあ、ビジネス用途として考えれば全く問題ないですな。

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 バックライトは当方は例によって目いっぱい暗くしているが、環境によってはこれはやや暗過ぎるかも知れない。
 例によってデフォルトの100%では眩し過ぎるという。

 あと、ピクチャーモード等の機能が付いているが、コレを使うとバックライトの明るさ調整が無効になって眩しい画面を見る羽目になるので、実質使えない。

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 画質調整項目はRGB・色温度・ガンマで、必要十分。
 ついでにsRGBモード付・・・このパネルでsRGBと言われても。

 階調表現はややムラがある気もするが、補正回路も入れていないTNパネルということを考えると「こんなもの」。
 特別悪いわけではない。

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 RGB接続時の画面自動調整については、正直に言って「ダメ」。
 何せ、なかなか合ってくれない。

 Dot by Dotできちっと合わせるには、パターン壁紙でも貼り付けた上で何度か「自動調整」を試みて、それでもダメなら諦めて自分で調整することが必要。

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 内蔵スピーカは「取り敢えず音出ています」レベル。
 スピーカが上向きに付いているので、下向きについている機種と比べればまだマシではあるが、いかんせん「レベルの低過ぎる争い」なのであって。

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 最後に、何でこんな珍品解像度の液晶を買ったかと言うと。

 「SXGAより解像度が高いパネルの中で、一番筐体が小さい機種だったから」

 当方、仕事では会社支給のノートパソコンを使っているが、いかんせん画面が狭い(WXGA)。
 なので、事務所に居る時は私物の19インチSXGAディスプレイとキーボード・マウスを繋いでいるのだが、最近このSXGAが窮屈でたまらず。
 とはいえ事務机の大きさ(有効面積)を考えると、今流行りの22インチや24インチといったFull HDはとてもじゃないが設置不可能。というか本音では19インチSXGAでも大きい。

 ということで、色々調べた結果、辿り着いたのがこの機種。
 19インチでは1440×900ドットが主流の中、数少ない1680×1050ドット品。
 そして、1680×1050ドットの単体ディスプレイとしては恐らく一番小さな機種。

 ちなみにドットピッチは0.243mm。
 近いところでは、12.1のXGAが0.24mm、辺りかね。
 参考までに、12.1のWXGA(1280×800)は0.204mm、14.1になれば0.237mm、更に15.4では0.259mm。15.4でもWXGA+(1440×900)なら0.237mm、WSXGA(1680×1050)なら0.197mm。

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 P.S.

 購入先店舗にドット抜け保証の扱いが無かったので開封するまでドキドキだったが、現物着たらドット抜けは無し、いや良かった。
 それと、E2420は漸く別固体と交換されましたよ。今度こそドット抜けが無くて、やっと一息。

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