ASIOなカード。

 さて、前回マザーと電源を変えたシステムなんですが、実はついでに買ったものがありまして。

 韓国AudioTrakブランドで出しているサウンドカード、Prodigy 192。中古で「付属品:ドライバCDのみ」のため割安価格になっていたので、つい。

 このカード、IC EnsambleのICE1724(=VIAのEnvy24HT)を搭載した7.1ch対応のモノで、ハードウェア内容の割に低価格なばかりでなく、 ASIO・E-WDM・GSIFを同時にブチ込んで各I/F間でpatchしたりVSTかましたり出来るドライバが付いてくるという、ナカナカ面白い一品。

 そしてこのICE1724というチップ、他にも低価格なオーディオカードに多数採用されていて性能にも定評があるのだ、が。
 頻度は相当低いとはいえ、稀に相性が出てしまうと全く以ってトンデモナイ状態に陥るのでも有名。具体的には「音を出したら即固まる」はまだいい方で、「ドライバロードしたら青画面」とか「そもそも立ち上がらない」なんて話も出る位。

 で、実は当方、昔一度コレ買ったことあるんですな。当時確か、ASIOがまともに使える一番安いカード(それでも¥壱万数千払った筈)で音質評価も悪くはないということで相当期待して買ったのを覚えているのだが。
 実際に自宅でマザー(確かあの頃はGA-7DXR+)に刺してみたところ、その「頻度は低いが出てしまうと手に負えない」問題が炸裂、一瞬でも音が出ればシステムが完全に固まってしまい、一週間足らずで部屋から消えたという悲しいオチが。

 で、その時の悪夢もあったのだが、まぁ今回は安かったのでダメならまた売り飛ばそ、と気楽に試してところ。
 何の問題も無く、きちっと動きましたとさ。

 そして1時間ほどテストということでSonarからASIOを叩いてみたのだが、個人的に驚いたのはそのシステム負荷の軽さと音の素直さ。
 勿論以前からこの辺りは定評あるチップだったのだが、USB Audio+ASIO4ALLなどという一種最強負荷な環境から切り替わると、今までが何だったんだろうというぐらい違う。
 そして、ASIO4ALL環境である程度のCPU負荷が上がってきた時に発生したオーディオのサンプルロックが外れてしまうという現象も、少なくとも以前と同程度の音源負荷では発生しない。

 ・・・こりゃいーわ。きちんと動けばこんなにイイものだったのね。
 いや、これはいい買い物。

#もう一枚ぐらい出て来ないかなぁ。(安くなるので)状態良なボードのみ、で。

Share