LOOX U/C30 ファーストインプレッション

 ・・・ということで買ってしまったFMV LOOX U/C30。Atom 1.33GHzなXP機です。

 以下、ファーストインプレッション。

 Atom、意外と使える。モバイル用途では十分なパワーだと思う。
 これじゃ「ミニパソコン」が流行るワケだ。メールとちょっとしたWeb程度ならこれで困らないよ。
 これでメモリ2GBになったら、それこそHDDスワップも日常無効に出来るんだけどなぁ。タテマエでUS15Wには1GBまでしか使えないことになってるから駄目か。
 あと、内部のCPUファンは常時回転ではないが、時々回ると結構五月蠅いわね。まあこれは仕方ないかな。

 液晶ディスプレイは噂通り高精細・・・過ぎて目が痛い。ズームボタン役立ちまくり。
 実解像度が高いのは嬉しいので、もうちょっと液晶デカく出来ないかね。縁の太さからして、その気になればもう少し行けると思うのだが。
 あと、バックライト暗いっ。もう少し「電池犠牲にしても明るく」設定が出来てもいいと思うのだけど。

 内蔵HDDは・・・これも噂通り遅いわ。まあコレは早晩SDD化する予定なのでどうでもいいけど。

 ホールド感は・・・これも微妙だ。一番微妙なのはキーボード。ピッチの割には何か使いにくくないか?何でそう感じるんだろ?理由は良く分からないのだが。

 そのキーボードだが、やはり変則配置は辛いというかなんというか。このキー配置ではいくら「101キーでもカナ打ち」を日々実践している当方にしてもカナ打ちは相当厳しい、と言うか無理。
 とはいえ、ローマ字打ちだとこれが意外、割と使える。変則とはいえローマ字配列部分だけは頑張ってキープしている効果だろうね、これは。

 一方ポインタは・・・う~ん。とはいえ使わざるを得ないのだけど、どうやらタッチパネルメインになりそう。

 あと、電池の持ちも正直イマイチ。CPU周りより、液晶や無線LANや通信カードなんてのが電気喰ってるからある意味仕方なくはあるんだが、通信の無いモバイルなんて今やただの重しだし・・・通信込みの本気モバイルには標準バッテリだと辛い。
 ちなみに、ACアダプタが小さくてケーブルも細いのは、当然とはいえポイント高い。某外資メーカのACアダプタのゴツさには日常辟易してるので。

 ・・・まあ、こんな感じでしょうかね。
 個人的にはSig3の後継を狙ったのだが、SSD化+大容量バッテリ追加でそのポジションには立てるかな、と。
 次記事はSSD換装です、はい。

 #以下ぼやき。

 ちなみにSig3を手放した最終的な理由は「SDスロットが駄目だったから」。スリープから復帰するとSDカード内ファイルに対するファイルハンドルが飛んでしまう(これは「仕様」)が、アプリ側ではそれを検知出来ず無効なハンドルに対して操作しようとするため、結果としてSDカード上のデータが壊れるという症状が出るんですな。

 このせいで、SDカード内にデータを置いて本体アプリを使う、という使い方が事実上不可能に近く、メモリの少ないSig3ではデータを本体側に載せることも出来ず、身動きが取れなくなってしまったということ。

 あと、次点ではあるがもう一つの大きなポイントは「CEだから」。やっぱりフル機能のXPと比べるとアプリの制限がキツく、特にpdfなんかでは散々なメに遭ったし・・・。

 ということで、色々ガマンしつつも持ち歩いていたのだが、行動パターンの変化で通信維持費(当時はb-mobile使用)のワリが合わなくなり解約、通信の無いモバイルなんて・・・と本体も手放した、ということ。

 そういう意味では、今回は通信費が¥980/月という激安プライスなのがポイント。しかも4xでこの値段、W-OAMパワー炸裂の都会の真ん中なら実効で100Kbps超は当たり前、150Kbpsも珍しくないので、画像が多いサイトだって一息つけば全部読み込めるし、RDT over VPNだって十分使い物になる。
 
 ・・・XGP目前にしてE-Mobileへの顧客流出が続いていることへの対策だってことは分かるのだが、にしてもこれ安過ぎるよ。32Kに¥4,000/月超払っていたあの頃とは隔世の感が・・・。

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