長くなったので分割。
ということで、XP万歳の人間が極めて不本意ながら、Vistaを使う羽目になってしまった話。
以下、Vista(SP1)のファースト・インプレッション。
・Vistaの画面デザインはAeroの透明化ウィンドウを使うことを前提にデザインされている。
更に、高解像度ディスプレイを使うことを前提にデザインされている。
なので、透明化していない場合は妙にタスクバーや空白が目立ってキモい。
あと、WSXGA(1280×800)でははっきり言って狭い。ノートでも1680×1050ぐらいは欲しい。
・画面デザインははっきり言ってダサい。
そのダサさを別にすれば、ある程度の3D性能があればAeroは激重でもない。
Macからパクるなら、あのデザインセンスそのものをパクれ。他は要らん。
それは兎も角。
RS690Tは統合チップセットの中では破格の性能を持っているが、同じ性能が必要なら単品VGAでは「今なら」ローエンドクラスだし。
・システムリソースがある程度あれば、死ぬ程遅いということもない。
但しキビキビとした動作はとても期待できない。
確か見てるとディスクが始終回りっぱなしだしCPUパワーもバックグラウンドで相当取られているという、パーツ寿命と消費電力的には優しくないのは確かだが、そこを犠牲にして体感速度を稼いでいるようにも見える。
・システム安定度はXP SP3よりだいぶ下。
個人的な感覚では無印XPと同じかそれ以下。
・ウザいの代名詞のUACだが、個人的には全然気にならない。
ものすごく個人的なのだが、以前からSpybot等の常駐型のシステム設定変更監視ツールを使っていたので。
あと、環境再構築ついでにVistaに正式対応していないソフトを殆ど排除したというのも大きいと思われ。
・無駄にあちこち変わっている。
これが世間で評判の悪い、一番の理由だと思われる。
ホント、コントロールパネルの中の構成とか、どうしてそういう下らないとこ変えたがるんだろうねあの下逸ってのは。
・権限管理が厳しい上に下逸流。
多分こちらが本当の意味で、XPから移行する時の一番のネック。
今までのテキトーWindowsとは打って変わっての権限管理。
UNIX系では常識(の筈なのだが)の権限管理の文化を知らない人なら、これは拒絶反応が出ても仕方ないというか。
更に問題は、この権限管理がまるっきり下逸流ということ。
まあ今まで何もなかった、それが前提で作られていたWindowsに新しく持ち込んだんだからある程度仕方ないのだろうが、なんというか実にトホホな感じ。
この辺り、全部まとめて分かり易くカスタマイズするツールがあれば、人気出そうだが。
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以降、結論とまとめは更に長くなってしまったので分割。