さて、皆様。
日本ではHDDが壊れやすい時期というのが年2回ありまして。
1回目は高湿度が続く梅雨、2回目は急激な気候変化の続く今頃でございます。
#バックアップは大事ですよー。
ということで、当方の管理下でも故障が・・・
- ST3500630AS ・・・エラーセクタ
- ST31000640AS ・・・エラーセクタ
- ST31500341AS ・・・コントローラエラー
- ST31500341AS ・・・コントローラエラー
・・・いくら何でも壊れ過ぎだぁ、Seagate。
このうち630ASは7200.10なので一世代前のものだし、且つそれなりに酷使してきたということもあるので仕方ないかな、と。この頃はメーカ5年保証でしたな。
次、640ASはハズレ、と。ちなみにブツはCFD扱い青箱。
まあこの2つに関しては確率論的に納得出来るんですわ。
数並べている中で、まぁこれぐらいは仕方ないのよね、と納得出来る確率。
で、おいおいおいなのが341AS。
まだ買って1年も経ってない、というか領収書見たら半年も経ってないというのに、2台続けて「Writeは問題ないのにReadでタイムアウトエラーとコントローラエラー吐きまくり、ランダムなデータ化け付き」という症状が発生。
しかも、↑のように数並べていないのに(1.5TBから原則WDに切替たが、やむを得ずというモノもあって・・・)、続けて2台となると確率論では凄まじいことに。
まあさすがに2台続けてとなるとHDD以外の故障じゃないかと疑うのが常道なので、電源交換・・・は症状変化なし。そんじゃI/Fはっと・・・ありゃ。SiI3124ではエラー吐くが、SiI3132とSB750では問題ないっぽい?何だそりゃ。
#この過程で、データ化けはWrite時には発生しておらず、Readの時にのみ発生していることを確認。
ではこの3124が壊れたのかと、別のHDD持ってきて繋いでみるとコレ全く正常動作。
更に、別の3124を持ってきてそっちに繋いでも、同じ不具合発生。もちろんこの3124も別のHDDでは完全正常動作。
・・・えっと、同型同ロット別個体は同じI/Fで正常動作するし、少なくとも以前はこのI/Fで正常に動作していたのだから、これはHDD側の故障と見なしていいんだよな?
間違いなく不具合ではあるんだが・・・
どう説明すれば上手く伝わるかしらん。
◇
以下、憶測の固まりなので真面目に読まないこと。
つーか、リード時のタイムアウトにコントローラエラーって、このHDDの初期ロットでも散々問題になったような。
俗に言う「プチフリ」。30秒ぐらい固まる、というヤツで、今回発生した症状が何故かソレそっくり。
で、これはI/Fの互換性の問題、ファームウェア上げれば直るって言っていたような。
手元のブツはCC1H、突然死も含めて対策済ファームの筈なのだが。
購入直後は3124でも普通に動いていたのもまた明白な事実だし。
3132とかSB750とかに繋いだ時の快調っぷりを見ていると、プラッタが物理的に逝ったのでないのは明白だし。
ここで例えば、SATAのバストランシーバ辺りがぶっ壊れかけて、HDD→I/F方向のデータ転送が非常に不安定になっているなんていうのはどうだろう。
そのせいで妙にI/Fを選ぶようになってしまい、相性が悪いと初期ファームの頃のようなトンデモ動作を引き起こす、可能性はゼロではないと思うが。
実際、初期ファームでもハードウェア環境によっては問題が発生しなかったこともあったようだし。
或いは、他に考えられる理由となると・・・
もし現在のファームが、内部的に動作モードを複数持たせておいて、それらを切り替えることで多数のI/Fとの互換性を取るような構造になっている、としたら。
SiI3124に対応した動作モードになっていたHDDが、何かの拍子でSiI3132に対応した動作モードに切り替わってしまい、結果としてSiI3124とはI/Fレベルでエラー発生、なんてことになるのかも。
・・・さすがにコレは無いかね。