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必要なもの、欲しいもの、あると嬉しいもの。

/ DTM入門 / その2 – 08.04.30

DTMで必要なもの。

 まずはざっくり、最低必要なものを見渡たすトコから始めてみましょうか。4つです。

パソコン

 パソコン本体。
 ・・・えーと、必要だと思いますよね。

 パソコンで重要なのは処理速度です。デスクトップ型なら最近のものなら大抵は問題ないですが、ノートパソコンでは少し条件が厳しくなるかも知れません。

 DTMという音を相手にする処理は、普段使ってるネットやメールより処理すべき情報量が多く、またパソコンを使っているとよくある「処理しているのでちょっと待ってね」が出来ないため(それやったら音楽が止まってしまいます)、ネットやメールだけなら不便しないパソコンでも性能が足りなくなることがあります。

 細かいお話は、後頁で。

オーディオインターフェイス

 平たく言うと音声出力。これが無いとパソコンから音が出せません。

 まぁ今時音がしないパソコンなんてのはそうそう無いですが、音楽を相手にしようってのだから多少は良いものが必要になります。

DAWソフトウェア

 Digital Audio Workstation。DTMで中心となるソフトウェアです。

 基本的に、音を出す以外の全ての機能はここにあると思って貰って構いません。曲を作る、演奏する、録音する、再生する。全てはここから始まります。

音源

 平たく言えばシンセサイザです。

 一昔前はPCの外に繋ぐハードウェアである「音源モジュール」が主流でしたが、今ではソフトウェアだけで音を出すソフトシンセが主流になってきました。

 実際ある程度のパソコンの性能こそ必要にはなりますが、最近のパソコンの処理能力なら、大抵の場合はあまり問題にはなりません。
 一方、ソフトなので置き場を考える必要もなく、片付けも必要なく、大多数はお値段もお手軽で、しかもタダで使えるものもネットにはあります。

 ・・・でもそれで本当に使い物になるの?心配御無用。
 今ではプロだって普通にソフトシンセを使っています。そういう時代なんですから。


 以上4つ、それぞれの詳しい解説は項目毎に次頁からに譲るとして。
 大抵の場合、新たに必要になるのは後ろ2つ、DAWソフトウェアと音源です。
 DTM以外の目的でこの2つを使うことは普通ないので、絶対必要な品、とも言えますね。

 ところが最近は良くしたモノで、DAWソフトウェアと音源(ソフトシンセ)がセットになって販売されていたり、DAWソフトウェアを買うとオマケで音源(ソフトシンセ)が付いてくることが多くなってきました。
 そのようなパッケージならば、一つ買ってくれば最低限必要なものは揃うということになります。

DTMで持っていると嬉しいもの

 続いて、持っていると嬉しいものを二つばかり。こちらも詳しい解説は後頁にて。

フィジコン

 フィジカルコントローラの略で、つまり操作するための機械のことです。

 何かこんな言い方するとすごく難しい&面倒臭そうですが、要するに触って操作するもの。パソコンに付いてるキーボードもマウスも、ゲーム機のコントローラも、広義ではフィジコンです。

 それではDTMの場合はどうかというと、まずは何と言っても鍵盤(キーボード)がコレですね。

 他にも、前述のDAWソフトウェアをコントロールするためのリモコンみたいな製品は結構あったりします。マウスでカチカチ操作するより、ビデオやコンポみたいに「再生」「停止」ボタンや、「ボリューム」ダイヤルがあった方が嬉しい、ってことですね。

エフェクタ

 音を加工するための機械、もしくはソフトウェアです。

 例えば土管の中に居るような音の響きを再現したり、人の声をロボットっぽく加工したり。
 音による表現の幅が一気に広がります。


 以上2つについては、持っていなくともDTMが出来ないということはありません。

 ですが、今時エフェクタについては基本的なものはDAWソフトウェアに付いてくることが多いので、意識しなくとも持っている可能性が高いです。

 また、鍵盤を見た途端逃げたしたくなる程のアレルギーさえ無いならば、きちんとした演奏は出来なくとも小さなキーボードは持っていると結構役立つアイテムです。
 たとえば音色を調整していてちょっと鳴らしたい時とか、フレーズを試してみる時とか、重ねた音が濁らないか確認する時とか。

ということで。

 取り敢えず爆速で4種の必須アイテムと2種類のお薦めアイテムを紹介してみましたが、いかがでしょうか。

 正直コレだけじゃ「だから?」というレベルだと思いますが。
 それぞれの機材の細かいお話は次頁以降に書いてますので、詳細については是非次頁以降を読んでみて下さい。

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