オーディオインターフェイスは必要かな?

安くはないから、まずは確認。

/ DTM入門 / その4 – 09.01.04

実際、ダメなものも多いのです。

 さて、今時買った時から音がしないパソコンなんてのはそうそうありませんが、かといって音楽を聴くのに使うには正直勘弁してくれ、というものがあるのもまた事実。

 実際、本当にごく最近の家庭向けパソコンはDVD再生等を意識して最初からまともな音が出るようになっていますが、ちょっと古めのもの、或いはビジネス特化型の機種になると「・・・」という製品も珍しくはありません。

 ということで、まずは本体に付いている音声出力がDTM用に最低限使い物になるかどうか確認してみましょう。

 あ、念のため。
 このパソコンの音声出力がまともかどうかと、パソコンの処理速度が十分かどうかについては、ほぼ関係がありません。
 処理速度自体に問題なくとも、音声出力がまともでない可能性は十分にあります。
 逆に、処理速度が追いつかなくとも、音声出力がまともなパソコンも珍しくはありません。

れっつ・ちぇっく。

 以下、具体的な方法です。

 まず、本体に付いているスピーカーが音楽を聞くに堪えるか確認します。
 とはいえ、余程高い「マルチメディアパソコン」でも買わない限り、標準で付いているスピーカーで音楽がまともに聴けるなんてことはありません。

 そういう場合、最初に試してもらいたいのはヘッドホンを繋いでみることです。部屋の中にiPodなんかが転がっていれば、そこから拝借。
 そして、何でもいいからなるべく音域の広い音楽を聴いてみて下さい。iTunesで何か再生してみるも良し、CDをわざわざパソコンで聴いてみるもよし。

 これで「まあ普通に聴くに堪える」のならば、まずそれで問題ありません。
 元々DTMでは音を鳴らしまくるので、余程田舎か防音の良い家にでも住んでいない限りは、常にスピーカーから音を出し続けて音楽作りをするというのはあまり現実的ではありません。

 #失敗したの聴かれてたら恥ずかしいし。

 なので、実際にDTMを楽しむ時もヘッドホンを使えば良いだけです。iPodから拝借しっぱなしにするのがマズければ、そこらのお店でパソコン用のを買ってあげましょう。

良くなかったら・・・

 問題なのは、この状態でノイズが酷かったり、やたらブチブチと切れたりして音楽聴くのにとても耐えられない、なんて場合です。
 こんな場合は、オーディオインターフェイスというものが必要になってしまうのです。

 他にも、普通に音楽を聴くのには問題なくとも、DAWソフトウェアを使ってみると音がブチブチと切れる、なんて症状が出ることもあります。
 これはDAWソフトウェアの処理は普通の音楽再生よりパソコンに負荷がかかるからなのですが、この場合にも、オーディオインターフェイスというものが必要になってしまいます。

ボーカルとギターは重要です。

 更にもう一つ。
 最初から歌を吹き込んだりする(マイクを接続する)予定、もしくはギターを接続する予定がある場合は、オーディオインターフェイスを購入することを強くお奨めします。

 というのは、現在市販されているパソコンではほぼ例外なく、本体に付いているマイク端子は音楽用としては全く使い物になりません。そもそも、そういう思想で設計されていないのです。
 なので、折角気合を入れてそれなりの値段のマイクを買ってきても、全く性能が発揮できないばかりか、繋ぎ方によっては最悪マイクやギター、パソコン本体を壊してしまう可能性すらあります。

 こんな悲しいことになる前に、オーディオインターフェイスを買って来ることをお勧めします。
 歌を吹き込むためにマイクを買うなら、オーディオインターフェイスも是非セットで。
 ギターを録るなら、是非オーディオインターフェイスで。

 ♯但し「オーディオインターフェイス」を名乗る製品にも稀に「マイク端子が使い物にならない」ものがあるので(そういう製品は「踏んだら死ぬ」ということで「地雷」などと言われます)、録音もする予定なら製品選びは慎重に。

ちなみに、お値段の目安は。

 録音をしないならば、¥10,000程度。
 ギター録音をするならば、¥12,000程度。
 マイク録音をするならば、¥15,000程度。

 ・・・こんな感じです。どうしてこんな値段になるかについては、次の頁で。

ここで選択です。

 次の頁はオーディオインターフェイスを購入する必要がある場合を想定して作られています。
 パソコンの音声出力がまともで、録音をする予定の無い方は、次の頁はすっ飛ばして戴いて全く問題ありません。

 オーディオインターフェイスを購入する必要がある、若しくは必要ないがどんなモノか興味はある

 取り敢えず必要ないみたいなのですっ飛ばす

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