2Dベンチネタ、最終章。

 さて、このところうだうだと続いてきた2Dアクセラレーション絡みのネタ、今回が最終回ですよ。

 #もっさりネタは続きます。

 というのは、秋葉原をうろうろしていたら、かなり状態の良い中古のGeForce 7600GTが激安になっていたので、思わずゲットしてしまったので。
 2D(GDI)のハードウェアアクセラレーションを装備した最終世代GeForce、7シリーズの中堅モデルですな。

 #実は購入の決め手は2Dがどうこうではなく、DualDVIなVGAがこの値段で買えたから、だけど。

 ということで、部屋に戻って早速ベンチ。VGAとドライバ(ForceWare90)以外の環境は以前の8500GT/8400GSの時(ForceWare176)と一緒なので、見比べてみて下さいな。

VGA GDI Text Square Circle BitBlt
GeForce 7600GT 11484 1156 3393 3125 3610
GeForce 7600GT DualDisplay 8166 1118 3006 2719 1323
VGA D2D 10 100 500 1000 5000 10000
GeForce 7600GT 9440 611 540 318 199 52 27
GeForce 7600GT DualDisplay 8710 583 522 308 178 48 24

 GeForce 7世代+2桁ドライバの効果てきめんなのがDirect2D。こりゃすげぇや。
 あと、前回と違ってD2DベンチでもDualDisplay有効化で数字が明らかに変化したので別に記録。

 一方、GDI周り。TextとCircleの速度はさすがGDIアクセラレーションが効いてるだけあるが、Squareは逆に遅くなっている。
 そして、BitBltの速度はやや良いものの、激差ということでもない。

 ◇

 以上の結果とネット上に数多ある各種ベンチ結果と突き合わせた結果、自分の中で出た結論。

 GDIアクセラレーションについて。確かに文字描画等はハードウェアアクセラレーションを持ってた方が圧倒的に有利だが、四角描画では逆にCPUに仕事させた方が速かったりする。
 総合的に見ると、GDIアクセラレーションの有無にこだわる必要は無いと思われる。
 但し、最近のRadeonに見られる妙に遅かったり一部機能がバグってたりというのは論外。・・・つかどうせドライバのバグだろ?とっとと直せや>AMD。

 BitBltについて。メモリ速度も多少影響はあるが、それよりメモリ幅が圧倒的な意味を持つ。VRAMメモリ幅が64bitは核地雷、逆に 256bitあるGF9600GT(ファンレス限界・・・補助電源要るけど)ではもう一ランク上が狙える。
 但し、こちらもRadeonは・・・う~ん。つ~か、ドライバの品質はホントどうにかならんのか・・・

 Direct2Dに関して。もう泣く子もキレる(何だそれ)違いが実際にあります、としか言い様がない。
 ごく限られた用途とはいえ、目的によってはD2Dのパフォーマンスが実際に大きく影響する場面も存在するので、そういう場合はやはり「古めの一品」を掘り出すしかない。

 ・・・以上をまとめると、こうなる。

 Direct2Dを本気で使う「よっぽど特殊」な環境でもない限り、WindowsXP環境を理由にGeForce 7シリーズやRadeonX1シリーズを選択する理由はない。
 但し、「よっぽど特殊」な環境では、やはりGF7やRadeonX1に価値はある。

 ということで。

 ◇

 個人的に一番意外だったのは、メモリクロック400MHzと700MHzという圧倒的な速度差が、2D周りのベンチでは殆ど見えてなかったこと(無いワケではないけど)。
 少なくともGeForce系の場合、128bit/400MHz DDRってのは「世間的に恥ずかしくない最低限度の2D速度」を確保するのに丁度いい目安、なのかも。

 ◇

 以下、12/5追記。
 色々いじっていたらうっかり(笑)ForceWare178を入れてしまったので、SingleDisplayの状態だが軽くベンチ。

VGA GDI Text Square Circle BitBlt
GeForce 7600GT FW178 10012 1189 3666 1719 3438
VGA D2D 10 100 500 1000 5000 10000
GeForce 7600GT FW178 3485 465 320 130 75 17 9

 ・・・えっと、最新のForcewareって最新のチップに最適化されてるのね、と分かる数字ですなコレは。

 まず、GDIに関しては思ったより落ちないな、というのが感想。Circleが半分以下に落っこちてたりするので、ドライバの挙動が違うのは間違いないが、それでも昨今ではバリュークラスのこのCPUでこの数字が出せるなら、ソレほど気にすることでもないかと。
 それに、8500GTとほぼ同条件で比べてもBitBltに明確な速度差が出ているのは、やはりメモリ速度差が有意ということでしょう。

 対して、とんでもないことになっているのがD2D。というか、絶対性能では勝ってる筈の8500GTと比べてここまでボロ負けするとはね・・・。いやはや、ハードウェアアクセラレーションは偉大だ。

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確かにもっさり。(続・買い換えたら納得出来ました)

 前回の続き。
 色々買ってきた中に、マザーと石もありますよ。

 Asus M3A78-EM (MicroATX/AMD780G)
 AMD AthlonX2 4850e (Brisbane/2.5GHz/45W)

 はい、WinXPでAMD780G。
 巷で話題の「もっさり」、見事に当たりましたよ。
 でも外部VGAなんて刺さないもんね。
 同じAsusのM3N78-VMと店頭で散々悩んで・・・いいんだもん、AMD(ATI)チップセット初体験だもん。
 GeForce8200だとどうせまともに動くのが当たり前で面白くないんだもん(ぉ。

 悔し紛れにベンチ取ってみたら、これがまた散々。
 つーか「あればいい」の代名詞(ゴメンね>SiS)Mirage1と比べても更に遅いって、さすがXP捨ててるだけあるというか・・・。

VGA GDI Text Square Circle BitBlt
780G 2853 70 1498 441 844
VGA D2D 10 100 500 1000 5000 10000
780G 1916 102 88 56 39 11 6

 これ絶対690Gの方が圧倒的に速いだろ、2Dだけなら。

 ◇

 まぁそれは兎も角。
 システム交換したら消費電力がドカっと減少しましたよ。
 処理速度は倍以上になったというのに。

 アイドル時:50W → CPU全力時:80W

 ピークだけ見れば増えているが、処理速度が上がった分平均負荷率が下がっているので、トータルで見るとだいぶ減少。

 ◇

 そういえば、この載せ替えの途中でWinXP SP3のバグに遭遇。
 AthlonX2だというのにPhenom用のCPUドライバ(AMDPPM.sys)を組み込んでしまうというもので、これが発動するとCool’n Quietが動作しなくなる。
 仕方ないのでAMDのサイトからAMDK8.sysの最新版を落としてインストール、と。

 あと、Asusの最近のM/BだとAsus謹製のユーティリティを一度インストールしないとデバイスマネージャから?が消えないのね。
 最初気づかなくて首傾げてしまった。

 #このM/Bだと「ASUS CoolnQuiet Utility」導入で「ATK0110 ACPI Utility」が埋まる。

 ちなみに只今HDMIケーブル類を手配しているので、「DualDisplayにすると『もっさり』が消える」というウワサが事実かどうか実際に検証する予定。

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