この頁では、実際に取得してしまった後の使い方について、ごく簡単に解説します。
/ ドメイン、持ってみませんか / その9 – 08.09.01
取得!でもどうしよ。
さて、ここまでのArticleを読んでドメインを取得された方、おめでとうございます。後は御自分のお好きなように御活用下さい。
・・・で済まそうと思ったのですが、さすがにこれだけでは無責任な気もしましたので、ドメイン活用の最初の一歩ぐらいは紹介しておこうと思います。
正直乗り気ではないのですが(ぉぃぉぃ)、乗りかかってしまった舟なので・・・。
全体のまとめ。
まず最初に、大きく3つのレベルに分けてみます。
レベル | Menu | お手軽さ | お値段 | コメント |
はじめの一歩 | 転送ドメイン | お手軽 | タダ~月¥2,000程度 | ちょっと勿体無い |
活用するなら | 共用サーバ | 普通 | タダ~月¥2,000程度 | ド本命 |
サーバを極めろ! | 専用サーバ | ハマれば底なし沼 | 月¥8,000~上を見ればいくらでも。 | 仕事orヲタク限定 |
ま、こんなとこで。
はじめの一歩 – 転送で使う。
折角取ってしまったドメイン、使わなきゃ勿体無いですよね。
ところがこのドメインってヤツは、極めようとすると結構難儀するぐらい奥の深いものなので、まずは兎に角ドメインデビュー(とは言わないですけど)することを考えましょう。
で、このドメインデビューの一番簡単な方法が、「転送ドメイン」です。
転送ってどうするの
業者に「ドメイン名でアクセスすると、今使っているメールアドレス・ホームページに繋がる」ように設定して貰うことを、こういいます。
え、分かりにくいですか?つまり
[アドレス] http://ドメイン.だよ/
・・・とアクセスすると、
[アドレス] http://どっかの.プロバイダー.だよ/ごにょごにょ/ID/
に繋がるようになります。繋がる先には、貴方の今のホームページのアドレスを指定して下さいね。
これが、「転送URL」です。
同じく、メールでも
[メール] やっほー@ドメイン.だよ
・・・に向かって送信すると、
[メール] ID@どっかの.プロバイダ.だよ
に届くようになります。届く先はもちろん、貴方のメールボックスを指定して下さい。
これを「転送メール」といいます。
ここまで設定すれば、今日から貴方のサイトのアドレスは「http://ドメイン.だよ/」、メールアドレスは「やっほー@ドメイン.だよ」です。
知り合いやらに告知しまくりましょう。
ちょっと勿体無い、その理由。
とまあこんな風に、今あるホームページやプロバイダのメールアドレスを変更することなくドメインの恩恵にあやかれるのがこの方法ですが。
正直、やや勿体無い使い方でもあります。
というのは、この方法ではドメインの本当の便利さを完全に引き出すことは出来ません。
例えば、折角取ったドメイン名だというのに、検索エンジンには無視される可能性が極めて高いのです。
ドメイン名を本当に活用する具体的な方法については、是非次頁をご覧下さい。
お値段のお話。
レジストラによって無料(つまりドメイン取得料金に込)から月に数百円~千円程度の有料サービスまで、かなりバラつきがあります。
ですが、もし貴方のレジストラがこれらのサービスを有料で行っている場合は、たとえ百円程度でもそのサービスを利用するのはあまりお薦めしません。
逆に言うと、無料で付いて来るサービスでない場合はお薦めしない、ということです。
というのは、それらのサービスとほぼ同額か下手したらもっと安い価格で、より便利でドメインが活用出来るサービスが購入出来る可能性が極めて高いからです。
※例えば、以前紹介したうちValue-Domainは、ドメインによっては「転送URL」「転送メール」共に無料で付いてきます。
使い始められるけれど。
兎に角お手軽ではありますが、余程のことが無い限りは、次へステップアップするための「繋ぎ」だと割り切ることをお薦めします。
いや取り敢えずこれだけあれば十分だよ、という向きもあるかも知れません。ですが、折角自分のものになったドメイン、もっと活用しないテはありません。
ということで、次頁ではドメイン使いの本命、共用サーバ(バーチャルドメインサービス)をご紹介します。