いざ取得、その前に

この頁では、ドメイン契約時に気をつけるべきことを解説します。

/ ドメイン、持ってみませんか / その7 – 03.06.29

結構、特殊かも知れない。

 ここまで引っ張ると「え~、まだ取得しないの?」とか言われそうですが。
 もう少しですので、懲りずにお付き合い下さい。

 ここで、ドメインを取得する時に留意すべき、「ドメインという商品の2つの特殊性」について触れておきます。
 これを知らないで取得に走るというのは、かなりお薦め出来ません。

先取優先、でも注意。

 特殊性その1。

 ドメイン名は、早い者勝ちです。

 一分一秒でも、先に取得したヤツの勝ちです。
 これは、「既に取得されてるドメイン」には(下に書く理由以外では)手は出せないという意味でもあります。

 もしどうしてもそのドメインが欲しいなら、先に取得したヤツが(時間が経って)手放すのを、ひたすら待ち続ける以外の方法はありません。

 あ、レジストラでこっちが先に手続き始めたんだ、なんて甘っちょろい言い訳なんぞ通用しませんので。兎に角、先に取得手続きを終えたヤツの勝ちです。
 ・・・いえね。以前S.Kaz自身「レジストラで手続きをしている途中で」他の人にドメインを取得されてしまい、悲しい思いをしたことがあるんですよ、実は。

 ◇◇

 但し、どの世界にも「例外」というヤツは必ずあるもので。

 そのドメインがどこかの会社の商標権を侵害していたりすると、裁判起こされたり没収されたりします。

 ・・・えと、こう書くとおっかなそうに見えますが、実際問題、この商標権の問題は個人ではそんなに心配する必要はありません。
 何故って、今時、業界でそれなりに名前の通った会社なら、自社の商標権がカブるドメインはきっちり押さえているのが普通だからです。

 ん?「もし、明らかに商標なのに押さえられていない、なんてのを見つけたら」ですか?
 真面目な話、関らないでおきましょうよ。ヘタすると後で大騒ぎになるので、ね。

取消不能。

 特殊性その2。

 ドメイン名は、一度申し込んでしまったら最後、取り消しは出来ません。

 例えそれがスペルミスだろうがなんだろうが、申し込んでしまったら最後「やっぱいらない、カネ返して」ということは出来ないのです。
 これは日本国内の法律がどうとか、クーリングオフがどうとか、そういう問題ではありません。
 貴方がドメイン名取得を申し込んだ時点で、こういう条件を了解していると見なされるからです。

 ですので、申し込む時は慎重に慎重に、特にLとR、I(大文字「アイ」)とl(小文字「エル」)等の間違え易いモノに関しては何度も確認しましょう。

 ・・・実際、某大手レジストラには「間違っちゃったんで解約したい」という問合わせが毎日のようにあるそうです。
 それは出来ないんですってば。

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