ドメインの仕組み

この頁では、ドメインの仕組みを軽く解説してみたいと思います。

/ ドメイン、持ってみませんか / その2 – 03.05.06

ちょっとだけお勉強

 ドメインについて理解してもらう為に、まずはちょっとだけお勉強です。
 退屈かも知れませんが、分かってると分かってないでは後々差が出ますので、是非一通り目を通して下さい。

 上級者の方へ:
 以下の内容は初心者向けの為、かなり省略されている上に、意味不明にならない範囲で大胆な言い換えを行っています。
 その辺りは生暖かい目で見逃してやって下さい。

ドメインは住所と一緒

 もの凄く簡単に行きます。

 タイトルにも書いてしまいましたが、ドメインというのは平たく言うと「インターネット上の住所」です。
 住所なんですから、階層構造になっているのです。

 ん?階層構造ってのは、「順番」ってことです。例えば「横浜市海鳴区風が丘3-14」といった場合、横浜市→海鳴区→風が丘、と段々範囲が狭まって行って最後には一ヶ所に確定しますよね。そういうことです。

 但し、気をつけることがあります。ドメイン名の場合、元々アメリカ生まれということもあり日本人が普通の想定する住所とは書く順番が逆なのです。
 日本人的な住所の書き方だと「左側=先に書いた方」の方がより「広い」ですが、ドメイン名の場合は英語で住所を書く時と同じ順序、つまり「右側=後に書いた方」の方がより「広い」のです。

 例えばここ「skaz.jp」ドメインの場合、「skaz」より「jp」の方が「広い」のです。
 逆の言い方をすると、「jp」という広いエリアの中に「skaz」があるのです。

区切りは点。

 住所の場合、その区切りには「○○県」や「○○市」だったり、「○○群」だったりと、場所によってバラバラですよね。
 一方、ドメインの場合は全ての「区切り」を「点」で表します。他に使いません。単純明快。

 ・・・まぁこれは何となく理解している方が多いと思いますが。

一番最後は国別。

 そして、ドメインの一番右側、一番「広い」部分は「国」を示します。
日本だったら「jp」、アメリカなら「us」といったように、この部分は国際機関で割り振られています。
 これを「国別トップドメイン」と言います。

 但し実はこれには例外があって、.comや.netといったトップドメインは(建前上)どこの国にも属していないことになっています(実際にはアメリカが握ってると思って貰って結構です)。
 いわばこれはインターネット上にしかない「仮想の国」です。

 この辺り、住所と同じです。
 国際郵便を送ろうとしたら国名から書かなくてはならないように、世界中を又にかけるインターネットでも「国名」は必須なのです。

レジストラ=小分けドメイン販売店。

 さて、トップドメインを持っている国は、それをどうするでしょうか。
 ヒント:地主はカネが欲しくなったら土地をどうしますか?

 正解は、「売り出す」です。
 但し、「国別トップドメイン」は国ごとに1つしか無いので、これをまるごと売り出したら大変なことになります。自分の居場所が無くなっちゃうよ・・・
 仕方ないので、小分けにして売り出すことにします。

 それではどうやって小分けするかというと・・・そうです、ここで「区切りの点」が役に立つのです。

 例えば、zzという「国別トップドメイン」があったとします。
 この「トップドメイン」に「区切りの点」を付けると、「なんとかなんとか.zz」というドメイン名を沢山作ることが出来ます※。

 こうして作られた「小分け」のドメインは、「レジストラ」という種類の店で売り出されています

 貴方はドメインが欲しいなら、「レジストラ」に行ってドメイン(の権利)を買えばいい訳です。

 ※こういう行為を専門的には「名前空間を拡張する」と言います。詳しく知りたい人は勝手に調べて下さい(ぉ。

まとめてみると

 以上、長ったらしくなってしまいましたが、何となくでもイメージが湧いて来ましたでしょうか。箇条書きにまとめてみると

  • ドメインは住所。但し、日本の住所表記と違って、後に書く程「広い」。
  • ドメインは「点」で区切りを示す。
  • ドメインの「一番広い区切り」=「一番右側」は国ごとに割り当てられて、これを「国別トップドメイン」と言う。
  • 大抵の国は、「二番目に広い区切り」=「右から二番目」のドメインを使用する権利を「レジストラ」という業者を通して販売している。
  • 「レジストラ」と契約すれば、好きな「二番目に広い区切り」=「右から二番目」のドメインを使用する権利を買うことができる

 ・・・とまぁ、こんな所です。

 説明がヘタでゴメンナサイ。

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