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/ 特設 / Seagate / 事態の流れ – 09.02.12
事態の流れ
- 米国発第一報 – 09.01.18
- Seagate本社サポートサイトにKB情報掲載、前後して各ニュース系サイトにて関連記事が掲載される。
但し、Seagate公式発表は無し。
- これはSeagateの米国内集団訴訟回避策であり、米国内では既に不具合が出ている場合には無料のデータリカバリを付けることが判明する。
- KBサイトには分かり易く突貫設置なシリアルチェック窓が設置されるも、アクセス集中で激重に。
- 国内掲示板等にも情報が出始める。
- 国内騒動の幕開け – 09.01.19
- 2chに有志がシリアルによる該当チェック情報を掲載し始める。
色々と切実だった管理人が表にまとめてみる(が、この情報は誤りだったことが後に判明)。
- シリアルチェック窓が突然消滅。
この時点では「一部のモデル」としか記載されていなかったため、却って混乱拡大。
- 本社サポートサイト内コミュニティフォーラム爆発。
数時間毎に微妙に書き換わるKB内容も含め、Seagate側も事態を把握し切れていない状況が白日に晒される。
- 平日となったため国内各サイトにて関連記事が掲載され、一気に情報が広まる。
- 各店舗でSeagate製HDDが一時販売中止となる。
- 迷走する本社 – 09.01.20
- KBに一部モデル用のアップデータが公開されるも、失敗報告が多数上がってくる。
- 7200.11シリーズで以前から出ていた別のトラブル(キャッシュ制御バグ、一部ロット故障多発)と混同した投稿や記事が増加、混乱に拍車がかかる。
- Seagate製HDDに対する代替需要はWD製・HGST製HDDへ向かい、特にWD製品は一部で品薄になり始める。
- 沈黙の国内法人 – 09.01.21
- 米国slashdotにmaxtorman降臨。今回の不具合内容について語り始める。
- 既に公開されたアップデータの公開が取り消される。
後に、このアップデータは誤ったモデルまでアップデートしてしまい、結果的にアクセス不能にしてしまうというとんでもないバグ持ちだったことをSeagateが認める。
- 相変わらずKBの内容は頻繁に書き換わるが、この時一部モデルが不具合対象から外れる(そして復活していない)。米国本社内で事態の把握が進んできた兆候と見られる。
- 国内法人は全く黙ったまま。
販売も当然止まったまま。
- 空虚な安全宣言 – 09.01.22
- 7200.11シリーズ250GBプラッタモデル(Moose世代)に限り、改訂版アップデータの公開開始。
- CFD販売が「Seagateから安全宣言を得た」として、一部店舗が販売を再開。
宣言の内容の無意味さと、その状態での販売再開というあんまりな対応に、CFD販売・Seagateへの不信感が一気に広まる。
- 察しろと言われても – 09.01.23
- ES.2シリーズ(Moose世代)のアップデータの公開開始。
但し、中身は以前からRAID絡みで一部に提供されていたものと同一(SN06)。
- シャトルエイト等の国内正規販売代理店にもSeagateより「安全宣言」が届き始める。
これを受けて多数の店舗で販売を再開するも、Seagateへの不信は一層拡大。
- NASDAQでSeagateの株価暴落。
- Seagate Headquarterの公式な立場として、不具合品の存在を認めないということがはっきりする。
- 日本法人は「正確な情報が揃い、会社側の準備が整ってから事態についてアナウンスする」とコメントするも、既に販売店に向けて「安全宣言」を出している等、言行不一致が際立つ。
- 動き無し – 09.01.24
- 販売再開されたHDDは予想通り動きが低調。
対してWD製の人気は高値安定、HGST製も販売数を伸ばす。
秋葉原ではWD製HDDの品薄傾向が続く。
- 新品を販売する店舗の系列中古店でSeagate製HDDの中古買取を拒否する例が多発。
店の本音が良く分かる一幕。
- 時既に遅し – 09.01.25
- 漸くまともな案内ページが登場。シリアルチェッカも更新。
- 7200.11シリーズ333/375GBプラッタモデル(Brinks世代)の改訂版アップデータの公開開始。
- シリアルチェッカの判定が変化。
つまり、以前のシリアルチェックが間違いでした、と。
- 不動 – 09.01.26
- 沈黙 09.01.27~
- 未だに米国本社・国内法人共に真っ当なアナウンス無し。
- Headquarterはこのまま黙り通して事態沈静化を図る模様。
- 「日本でも米国に準じたデータリカバリ(ロック解除のこと)を行う予定」という未確認情報有。
- 28日にBrinks世代、30日にMoose世代用DiamodMax 22用アップデータ公開開始。
国内ではDiamondMax 22は流通してないので特に影響は無し。
- 2月3日にES.2向けページ更新。
従来メール対応だったSN06がWeb公開、新ファームSN16登場。
- 終幕 09.02.11~